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新景観政策、施行 [なお]

9月から、京都市の「新景観政策」が施行されます。これまでより厳しい高さ規制や、屋上の広告看板の全面禁止など、これまでにない内容で全国的にも前例のない取り組みが始まります。

多くの市民や観光客からの支持を集める一方で、実際に規制を受ける事になる中心部の住民や建設会社、広告が規制されるビルのオーナーや広告代理店などからは死活問題だとの声も上がっています。でも、このまま放置し続けて景観がどんどん悪化していくのは、京都全体にとってマイナスだと僕は思いますね。

より良い京都の景観が作られる事に期待したいと思います。

さてさて、街ログが9月にリニューアル!という訳で、京都の街の達人としてこのブログを書いてきた僕ですが、僕のブログ更新は今日で終わりとなります。短い間ですが読んで下さった方、ほんとうにありがとうございました。リニューアルしてからも街ログをどうかよろしくお願いいたします!!

街の話題はいつも街ログから!!


源氏物語千年紀 [なお]

来年の2008年は、源氏物語の存在が記録上で確認されてからちょうど1000年にあたるのだそうです。そんな訳で、今年に入ってからちらほらと源氏物語に関するニュースなどを目にする事があるのですが。

上京区のパン屋さんは、源氏物語千年紀に合わせて古代米を使ったクッキーを作ったそう。丹後の赤米という古代米を使って作られたクッキーはその名も「京紫」。このパン屋さんは米粉から作るパン専門のお店だという事なんですが、現代の米と古代米とでは性質が違っていて、専門店でも上手く焼き上げるには苦労したのだとか。

こめ粉パン専門店
「鯉ヶ窪」京都堀川店
場所:京都市上京区堀川上長者町下る奈良物町481
電話:075-431-3488

9月に入ると、源氏物語の世界を体感できるイベントが色々と行われるそうです。源氏物語の講座や、ゆかりの地を訪ね歩くウォークイベントなどがあるようですね。

源氏物語千年紀事業
http://www.pref.kyoto.jp/2008genji/

ちなみに、僕が住んでいる宇治は「宇治十帖」と呼ばれる源氏物語後半部分の舞台となっているのですが、数年前より史跡と史跡を巡る歩道が整備されていて、週末になるとそれらを巡る人で大変賑わいます。また、宇治には源氏物語ミュージアムも設置され、源氏物語の世界をよく知らない人にも、わかりやすく説明してくれます。

宇治市源氏物語ミュージアム
場所:宇治市宇治東内45
時間:午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
休館:月曜日(祝日の場合はその翌日)・12月28日から1月3日
電話:0774-39-9300

来年はきっと、もっと賑わうのでしょうね。




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嵐山に美術館計画 [なお]

嵐山に近代日本画を中心とした民間美術館の建設計画が持ち上がっているそうですね。渡月橋の東詰め、上流側すぐの元・嵐山ホテルがあった場所。地下に展示スペースを設け、1階はミュージアムショップとカフェ。2階は収蔵庫になる予定との事。

嵐山と言えば一時はタレントショップが乱立して景観問題を引き起こしたり、最近では
美空ひばり館が閉館に追い込まれたり(来春に再オープンを予定しているそうです)。一方で、嵐電の嵐山駅に設置された足湯が好評だったり、嵐山花灯路が非常に好評で規模がどんどん拡大されたりと良しにつけ悪しきにつけ何かと話題になりますね。

計画中の美術館も、ただ観光客を集めるだけじゃなくて、長く嵐山に根付いて嵐山の顔になるような施設になってほしいですね。

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四条通りの防犯カメラ [なお]

祇園石段下から川端通りにかけての、鴨川より東側の四条通りに防犯カメラが設置される事になったのだそうです。既に、四条大橋西詰めから烏丸通りまでの四条通りには防犯カメラが設置されているのだそうで、これで祇園石段下から烏丸通りまで、京都のメインストリートとも言える四条通りは全て防犯カメラが設置される事になります。

深夜の四条界隈は5年ほど前まで、「ギンギン族」と呼ばれる改造車が集まりかなり穏やかでない状態が続いていました。それを取り締まるために条例が制定されたのが2003年。それ以降、深夜の四条界隈には警察車両が常駐している事もあって落ち着きを取り戻しつつあります。

それでも、最近でも修学旅行生にいきなり殴りかかったとかって事件もありますし、京都ではないですが街中の防犯カメラにたまたま写っていたひき逃げ事故が手がかりとなって犯人逮捕に結びついたなんて話もありますよね。

治安と引き換えにプライバシーを手放してしまっていいのか、という議論もありますが、現実問題に対応していくためには必要な事なのかもしれませんね。

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平山郁夫さんのおいを騙る詐欺師 [なお]

日本画家の平山郁夫さんのおいを騙って数千円~1万円ほどをだまし取るという詐欺を繰り返していた男が逮捕されたそうです。

男は、南禅寺や八坂神社の境内などで、一人旅の女性に声をかけては自分のデッサンを見せ、自分は平山郁夫のおいで絵を描いている。キャンバス代を払えばデッサンを油絵にして送る。などと持ちかけてそのキャンバス代をだまし取っていたのだそうです。

そのデッサンというのをテレビや新聞で見ましたが、素人にしては上手いなという程度でした。でもきっと、周りの雰囲気や話口調なんかで引き込まれるんでしょうね。

海外旅行では安い宝石や絵画を売りつけられる、なんて詐欺があると聞きますが、国内でも気をつけないといけませんね。

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地蔵盆 [なお]

お盆も終ると夏も終わりですが、関西の子供たちにはまだ楽しみな行事が残っているんです。それは「地蔵盆」。

全国的に見られる風習ではあるのですが、特に京都・大阪・滋賀など関西地方では盛んに行われているようで・・・というか、僕は関西以外で地蔵盆があまり盛んでない事を知らなかったのですが・・・他地方から来られた方の中には夏の終わりに街角でちらほら見かけるテントを不思議に思っていた、なんて方もおられましたね。

地蔵盆は、地蔵菩薩の縁日にあたる8月24日に、町々の辻や道端に祀られたお地蔵さんをお祭りする行事なのですが、24日が平日に当たると参加する人が少なくなるという事情もあって、前後の週末に行われる事が多いのだそうです。

という訳で、早いところはこの週末に地蔵盆が行われているみたいですね。

地蔵菩薩は、親より先に亡くなってしまった子供が賽の河原で苦しんでいるのを救うのだと言われていて、お地蔵さんを子供が詣でるとその加護が受けられるというところから、主に子供のためのお祭りとなっています。

そんな由来はともかくとして、町内の子供はきっと「お菓子がもらえる」「ゲームをして遊べる」「福引でいいものが当たる」というくらいにしか思ってないのでしょうが・・・僕もその一人でしたがね(笑

もし8月の終わりに京都を訪れる機会があれば、路地の奥に目を向けて見て下さい。きっと、地蔵盆をやっているところが見られるはずです。

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五山送り火 [なお]

今年も送り火の日が来ました。送り火を終えると京都はもう夏の終わり。

と言いたいところですが、まだまだ暑い日が続くそうですね。京都も連日35度を超えています。

今年も送り火は仕事があって見る事ができなかったのですが、点火前の夕方6時頃に出町柳の辺りを通りました。もう鴨川の川原や三角公園の辺りは、大文字の見物客でいっぱいでしたね。

ところで、五山送り火は大文字焼きと呼ばれる事も多いのですが、京都の人の多くはこの「大文字焼き」という呼び名を好まないようです。そもそも「大」の字以外に「船」、「鳥居」、「妙」、「法」といった送り火があるので、それらを指して「大文字焼き」と呼ぶのはちょっと乱暴な気がしますね。。

ちなみに、大文字焼きと呼ばれる送り火の行事は、全国各地にあります。近いところだと奈良の高円山や、箱根や四万十などでも行われているそうですね。


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8月の京都、後半。 [なお]

8月は葉月、後半を紹介していきますね。

15日
花背松上げ

15日~16日
松ヶ崎題目踊り 湧泉寺

16日
五山送り火 市内各所
精霊送り万灯流し 嵐山渡月橋畔

18日
例大祭・小山郷六斎念仏 上御霊神社

22日・23日
六地蔵めぐり

23日
千灯供養 化野念仏寺

24日
雲ケ畑松上げ 北区雲ケ畑
広河原松上げ 左京区広河原

26日
梅津六斎念仏 梅宮大社

やはり、ハイライトは五山送り火ですね。他に、ここには書いてないですが、京都市内では地蔵盆も行われますね。子供達にとっては、夏休み最後の楽しみかもしれません。


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下鴨神社 古本まつり [なお]

毎年夏に、糺の森で開催される古本まつり。今年も11日に始まりました。

京都は大学の街という事もあり、他の街に比べても本屋さん・古本屋さんの数が多いのだそうです。そんな京都の街を代表する古本市という事で、京都だけでなく関西一円から古本商が集まり、今年は39店が出店しているそうです。

出品されている本も様々で、絶版となった古書の他、格安の児童書や文庫本もあり、紙芝居のコーナーもあったりして、古書ファンから家族連れまで様々な人が訪れているそうです。

夏の暑い日は冷房の効いた部屋でゆっくり読書を楽しむ、というのもいいかもしれませんね。

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六道珍皇寺 六道参り [なお]

五条坂で陶器祭りが行われている同じ頃に、その北側にある六道珍皇寺では六道まいりが行われています。六道珍皇寺と言えば、身重のまま死んでしまった母親の幽霊が、子育てのために毎夜飴を買い求めに訪れたという「幽霊子育飴」が近くにあります。

六道珍皇寺はあの世とこの世の分かれ道に立つと言われ、平安時代には小野篁がこのお寺の井戸を通ってあの世とこの世を行き来したと言われています。

六道まいりではまず高野槙を求め、水塔婆を納め、精霊迎えの鐘を突き、ご先祖様の霊をお迎えします。そして、お迎えしたご先祖様の霊は、送り火によってあの世へと帰っていくのです。

また、六道珍皇寺や近くの西福寺では、地獄極楽図や六道図などを見る事ができます。六道図の絵解きも聴くことができますので、機会があれば聴いてみるのもいいですね。

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